精神障害の診断のポイントについての記事です。診断において一番重要視されるのは、問診です。患者様の症状やお話の内容、話している時のしぐさ、目線も参考になります。
また、ご家族など本人の様子をよくご存じの方からお話を伺うこともあります。一回の面談は約30分、もっと時間が必要な場合もあり、複数回の面談になることもあります。いつから…、どんな時に…といった身体の症状、気持ちの変化…など多角的に情報を集めていきます。例として、双極性障害とうつ病、統合失調症などは共通する症状があり、治療が異なるため、早い段階できちんと区別することが必要です。
最後に、簡単なセルフチェックをご紹介します。
- 身体的不調
・1日中続く疲労感・倦怠感が2週間以上続く
・不眠
・摂食障害(過食や食べれない)
- 心の不調
・気持ちの落ち込みや気分のむら
・集中力や意欲の低下
・不安感やイライラ
・罪悪感が続く
・幻覚・幻聴
・物忘れが極端に増えた
・入浴や外出が億劫
複数あてはまる場合、専門医へのご相談をお勧めします。
※公開/更新日: 2022年11月30日 13:42