心療内科・精神科とよだクリニック

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2023年2月の一覧

  • 精神疾患の助成制度について 精神科コラム
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      精神疾患に関する助成制度を紹介する記事です。 

       

      厚生労働省のホームページをみると、様々な助成制度があります。「厚生労働省 みんなのメンタルヘルス」を確認ください。 https://www.mhlw.go.jp/kokoro/

       

      治療や生活のためのサポートがいくつかありますが、今回は医療費の助成に絞って紹介いたします。

       

      医療費の助成制度は大きく分けて3つあります。

       

      • 自立支援医療

      精神疾患治療のための外来通院費(診察代など)や薬代(調剤薬局での支払い等)に対する補助です。

      健康保険を使用する際の、自己負担額の一部を公的に支援するものです。

       

      精神障害(てんかんを含む)により、通院による治療を続ける必要がある程度の状態の方が対象となります。「重度かつ継続」が条件と言われ、継続的に治療を必要とし、高額の医療費負担が発生する者と定義されています。外来だけでなく、訪問看護やデイケアも対象となりますが、自由診療の治療や投薬、入院治療、保険医療機関以外のカウンセリングなど対象外もあるのでご注意下さい。

       

      医療費の自己負担は、細かく条件が決められており、世帯の収入により自己負担額の月額上限が決定されます。

       

      この制度を利用するには、お住いの市町村窓口で申請を行います。窓口の名称は「障害福祉課」や「保険福祉課」になっている場合がほとんどです。申請には主治医の診断書が必要です。その他必要な書類については窓口に問い合わせてください。

       

      申請が認められると「自立支援医療受領証」が発行されます。これは有効期限が1年のため、必要に合わせて更新してください。病院で提示が必要となりますので、紛失しないようお気を付けください。

       

      • 高額療養費制度

      高額療養費制度とは、医療機関や薬局の窓口で支払った額が、ひと月(月の初め

      から終わりまで)で上限額を超えた場合に、その超えた金額を支給する制度です。

      精神疾患に限定されず、入院や外来で高額な医療費を請求される場合に、所得によって決められた己負担限度額を上回る医療費は、加入している保険者から払い戻しされます

      細かな条件がありますが、たとえ30万円の治療費がかかっても概ね10万円未満で1か月の自己負担が済みます。保険者により申請方法や準備書類が異なりますので必ずご確認下さい。

       

       

      • 心身障害者医療補助制度(都道府県別)

      心身に重度の障害がある方を対象に各自治体が支援する制度です。

      自治体により対象の障害や程度、助成内容も異なりますので、お住いの市町村に必ず確認して下さい。

       

      重度障害の目安は、身体障がい者手帳1・2級、療養手帳A、特別児童扶養手当1級受給資格者、精神障害者保険福祉手帳1級などが対象となるケースが多いようです。

       

      精神疾患の助成制度の中で、医療費に関することを紹介しました。治療期間が長くなりがちな精神疾患は経済的にも大きな負担になりかねません。ご自分が対象になるかどうか主治医やお住まいの市町村役場にお問い合わせされてはいかがでしょうか。

  • 冬うつの原因について 精神科コラム
    • 「冬うつ」の原因についての記事です。

       

      秋から冬にかけて、やる気がでない・気分が落ち込むなどの症状を感じる場合、季節性の気分障害である場合があります。「冬うつ」「ウインターブルー」などと呼ばれます。

       

      10月ごろから症状が出始め、3月ごろに回復し、毎年繰り返すという特徴があります。

       

      実は、医学的には冬うつという病名はありません。医学的な病名は、反復性うつ病(季節性の特徴がある)と言います。

       

      反覆性うつ病は、一定の治療効果はあるものの、繰り返し発症する場合を指します。

       

       

      冬うつは日照時間の短さが原因と考えられています。

      地域によって異なりますが、夏至と冬至の日照時間は約5時間の差があります。

       

       

      太陽の光を浴びる時間が減ると、心身に影響があると言われています。セロトニンという神経伝達物質が日光を浴びることで合成され、脳が活性化されるからです。

       

      日照時間が少ないと、セロトニンの量が少なくなり、気分の落ち込みや集中力の低下を招くのです。

       

      また、生活リズムの乱れも大きく影響します。夜の仕事などで昼夜逆転した生活は、太陽光を浴びる時間が少なくなり、セロトニンの合成が減ります。さらに、体内時計を調整し睡眠と覚醒をつかさどるメラトニンが減少し、体調不良を引き起こすこともあります。

       

      冬になり寒くなると、眠さが取れない、甘いものや炭水化物が食べたくなる・食欲が止まらないと感じる人もいるようです。これも、うつ症状の一つであり、日照時間の短さが影響しています。

       

      次に、冬うつになりやすい人の特徴をご紹介します。

       

      男女比では女性が発症しやすく、特に若い女性(20代~30代)に多いと言われています。これはホルモンバランスが影響していると考えられます。

       

      また、気温が低く、緯度が高い地域での発症も多く見られます。北欧の国々や日本の北国などが典型例です。

       

       

      次に、予防方法をご紹介します。

       

      ・朝日や日中の太陽の光を浴びること

      冬場は意識して積極的に太陽の光を浴びる時間を作って下さい。自宅で過ごす日や時間が長い場合も日光浴を習慣に取り入れていただきたいです。人工的な光であってもある程度の効果は期待できます。

       

      治療として光を使う光線療法もあります。ただし高照度の光を当てるため、頭痛、吐き気、眼精疲労などの副作用が出る場合もあるため、医師と相談しながらすすめてください。

       

      ・規則正しい生活で体内リズムを整える

      起床時間を固定し、起床後すぐにカーテンを開けましょう。

      食事も炭水化物が食べたくなる傾向にありますが、栄養のバランスに気を付けてください。

       

      最後に、「冬うつ」の症状に当てはまっている場合でも、双極性障害や非定型うつなど別の精神疾患の可能性もあります。

       

      いずれにせよ、早めの専門医受診をお勧めします。

       

       

       

       

       

  • 急に機嫌が悪くなる…抱える病気について 精神科コラム
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      急に機嫌が悪くなる人が抱える病気についての記事です。

       

      怒りやイライラは誰にでも起こりうることです。

       

      しかし、怒りの感情をどうしてもコントロールできない場合には、何らかの病気、精神疾患が隠れている可能性もあります。以下をご参照ください。

       

      ・転換性障害・解離性障害

      以前はヒステリーと呼ばれていました。強い怒りやストレスにより、無意識の心理的葛藤が身体に現れる症状です。

       

      具体的には、けいれん、声が出ない、意思とは無関係にでる身体の異常運動、暴言、

      意識を失うなど。無意識の葛藤から解放されると苦しみが軽減されると考えられます。

       

       

      ・注意欠陥多動性障害(ADHD)

      発達障害の一つで、多動性、衝動性、不注意が主な症状です。

       

      注意力散漫で、衝動的な行動をしやすいのが特徴です。自身の感情コントロールが上手くできない場合が多く、カッとなりやすい激情型で、暴言、または乱暴な行動をとってしまいがちです。

       

       

      ・自閉症スペクトラム障害(ASD)

      対人関係が苦手で、こだわりが強いといった特徴をもつ発達障害の一つです

      病気というよりも、持って生まれた特性と考えられており、周囲に理解してもらえず、いじめに遭う、努力しても失敗を繰り返すことが多く、これらストレスのため、身体症状(頭痛、腹痛、食欲不振、チックなど)、精神症状(不安、うつ、緊張、興奮しやすさなど)、不登校やひきこもり、暴言・暴力、自傷行為など二次障害を引き起こしやすいです。急な予定変更など非日常的なことが起きるとうまく対応できず、所謂パニックを起こして攻撃的、暴力的な行動に至ることがあります。

       

       

      ・認知症

      認知症にはいくつかのタイプがありますが、血管型認知症ではすぐに泣いたり、怒ったりする感情失禁と呼ばれる症状を呈することがあります。また嗜銀顆粒性認知症でも易怒性などの性格変化がみられます。

      一番多いタイプのアルツハイマー型認知症やレビー小体型認知症でもうつ症状や幻覚・妄想を呈することがあり、これらに関連して怒りっぽくなることがあります。

      また、認知症のタイプに関わらず、言葉にできない不安から急に怒り出したり、介護者の態度に不満や怒りを表す人もいます。例えば、子供扱い・馬鹿にされたなど、尊厳を侮辱するような言動です。

       

      以上、急に機嫌が悪くなる人が抱える病気について紹介致しました。

      共通して言えるのが、怒りなどの感情を自分自身でコントロールできる状態ではないということです。

       

      怒りをコントロールできない状態になった場合は、早めの専門医受診をお勧めします。

       

       

       

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