心療内科・精神科とよだクリニック

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精神科へ通院:何を話していいかわからない方へポイントを紹介

精神科へ通院:何を話していいかわからない方へポイントを紹介についての記事です。

精神科への通院は、初めての方にとっては不安や戸惑いがつきものです。そこで、今回は初回の精神科受診で何を話していいか迷う方へのアドバイスをお伝えします。自分の気持ちや症状を素直に表現することが大切です。

また、過去の経験や生活の変化も伝えると、より的確なサポートが期待できます。医師とのコミュニケーションがスムーズに進むよう、事前に考えておきたいポイントを紹介します。初めての精神科通院でも、安心して受診できるように、ぜひご一読ください。

 

1.精神科通院:初回の訪問で話すべきこと

初回、自分の感情をどのように表現し、過去の心の健康に関する経験や治療歴をいかに伝えるべきかについてお伝えします。

 

⑴初回の訪問での自分の感情の表現

初回の精神科受診では、自分の感情を率直に表現することが治療の出発点です。問題を整理し、内容を具体的に説明すること、それについてどう思っているかなどを伝え、今後の対策や治療を医師と相談することが大切です。

基本的には、医師の質問に沿って、自分の感情を素直に掃き出していくという流れで問題ありません。リラックスして感じているありのままを伝えることが大切です。

 

⑵過去の心の健康に関する経験や治療歴の伝え方

過去の病歴や健康に関することは、時系列で話ができるように事前にまとめておき、メモを持参するのもおすすめです。医師に聞かれた際、即座に病歴や入院歴など出てこない方が多いと思います。加えて、仕事や日常生活の中で気になる出来事やストレスになることがあればメモしておくとよいでしょう。

2.自分の感じ方を伝える:通院前に考えておくべきポイント

感情を素直に話すために事前に準備できることがあります。

⑴感情の変化とトリガー

初回の診察では、最近の感情の変化や特定の出来事がどのように影響を与えたかを具体的に話せると、医師がより症状の原因を理解しやすくなり、的確なアドバイスを提供できます。

事前に質問メモ等を作成し、重要なポイントや話したいことをリストアップし、診察中に何を話すか見落とすことなく伝えることができます。

そのメモを作成するために、まずは、感情の整理を行いましょう。感じている感情が何であるか、それがどのように変化しているかを把握することが重要です。例えば、不安、喜び、悲しみなどです。

そして、最近の感情の変化に影響を与えた具体的な出来事や状況(トリガー)を特定します。これは、人間関係、仕事、健康など様々な面で起こる可能性があります。

さらに、実際の事例や出来事を挙げましょう。例えば、「最近の仕事でのプロジェクトの変更が私のストレスの原因でした。」といった形で、状況を具体的に示します。

 

⑵日常生活における症状の現れ

通院前に日常生活で感じる症状や、困ったことに焦点を当ててみることもおすすめです。例えば睡眠が浅く不眠気味や、過食・偏食・拒食など食欲の変化などを具体的な事例を挙げて整理しておくと、その症状の背景にある状況を理解しやすくなります。

 

3.精神科医とのコミュニケーション:通院時に心がけたいこと

⑴初対面の挨拶と信頼構築

初対面での挨拶はコミュニケーションの第一歩です。辛い状況で受診される患者様に笑顔で元気よく挨拶というのはなかなか望めません。

しかし、医師とのコミュニケーションのスタートとして、まずは、「挨拶」を心掛けてみてはいかがでしょうか。その一言で、医師に対して遠慮せず、自分の感じることや治療への期待を率直に表現するようになり、共同の目標に向かって協力しやすくなります。

⑵症状や気持ちの具体的な描写:効果的な情報共有

通院時に効果的な情報共有をするためには、症状や気持ちを具体的に描写することが重要です。具体例や日常生活での経験を細かく伝えることで、医師は状況をより詳細に把握でき、適切な治療プランを策定しやすくなります。感情や症状の程度、出現頻度、影響を受けている日常生活について率直に伝え、自身の状態を正確に共有しましょう。

事前に準備したメモを見ながら話すと失念がなく、安心して話せます。また、医師へそのメモを見せながら内容を共有しながら話すと医師も質問しやすく、スムーズです。

 

4. 通院を有意義に:精神科でのコミュニケーションのまとめ

通院を有意義に過ごすためには、適切なコミュニケーションが不可欠です。まず、初回の受診では率直に自分の気持ちや症状を伝えることが大切です。医師との信頼関係が築けるよう、素直なコミュニケーションを心がけましょう。2回目以降の通院では、感じた変化や気づき、そして日常の出来事やストレスなどを積極的に共有することも重要です。

また、通院前には自分の気になるポイントや質問をリストアップし、忘れずに伝えるように心掛けましょう。効果的な治療のためには、自分の状態や思いについて正直に向き合うことが必要です。最後に、治療計画や目標に対する理解を深め、協力体制を築くことで、通院がより意味あるものとなるでしょう。精神科通院を通じて、心身の健康を取り戻す一歩を踏み出しましょう。