「うつ」症状が辛い時の過ごし方には5つのポイントがあります。
- 「うつ」症状とは
誰しも嫌な事、悲しいことがあれば気分が落ち込みますが、適度な休息や時間の経過により元の生活や気持ちに戻れるでしょう。しかし、長期間症状が回復しない場合うつ病の可能性があります。例えば、何もないのに悲しくなる、絶望感、気分の落ち込みなどが一日中続く、意欲が乏しくなる、興味や喜びがなくなる、思考力・集中力が減退する、頭痛、肩こり、睡眠障害、疲労感など身体症状を感じる、など心身の症状が1か月以上続いている場合は要注意です。
症状がひどくなると不安感・焦燥感、妄想、自殺願望など見られるようになり大変つらい状態になる可能性があります
- 辛い症状の対処法と過ごし方
適切な治療が必要と分かっていても辛い症状が続くとどうしてよいかわからなくなりますよね。うつ病の治療で大切なことは、脳のエネルギーを回復させることです。具体的には、ストレスとなることから離れ、適切な薬物治療、休養、睡眠の確保、運動、規則正しい生活など様々です。
症状が辛く何もする気がおきない時でも、病院を受診しお薬などの処方を受けると楽になりますが、そもそも着替えて病院へ行くことができないと感じることもあるでしょう。その場合はいったん下記のように過ごしてみるといいと思います。午前中に症状が重い方が多いので、午後から少し落ち着いてきたら、タクシーなどで病院受診を検討してみてください。
・十分な休養
・焦らない
・日光を浴び生活リズムを整える
・バランスの良い食事
・大きな判断をしない
ただし、過眠はあまりよくないので、できれば朝日をあびながらゆったりと過ごされることをお勧めします。
- まとめ
早く良くなりたい一心で、頑張りすぎないことも大切です。
心が弱いわけでも、怠け者でもありません。脳のエネルギーが低下しているため辛いのです。脳も身体の臓器の一つですから、時にはお休みさせて、栄養を補い、回復させてあげることが必要なのだと思ってください。
※公開/更新日: 2022年7月22日 10:47