心療内科・精神科とよだクリニック

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抗認知症薬

抗認知症薬 Anti-dementia

認知症を改善・治癒させる薬は存在しませんが、認知症の進行を緩徐にするために薬物療法が行われます。

神経伝達物質であるアセチルコリンは記憶や学習と深い関わりがあり、アルツハイマー病、アルツハイマー型認知症ではアセチルコリン受容体の1つであるムスカリンM1受容体減少に伴いアセチルコリン神経活動が低下していると考えられています。その他ニコチン性アセチルコリン受容体が減少、NMDA受容体が減少していることが知られており、シナプス間隙でのアセチルコリン濃度を高めるコリンエステラーゼ阻害薬(アセチルコリンの分解酵素の阻害薬)が用いられます。

現在エーザイにより本邦で開発されたドネペジルの他、リバスチグミン、ガランタミンの3種類が使用できます。

ドネペジル

ドネペジルは維持容量は5㎎ですが、高度アルツハイマー型認知症には10㎎を投与し、唯一進行した認知症への適応が認められています。ドネペジルはアルツハイマー型認知症についで多いレビー小体型認知症にも適応が認められています。

リバスチグミン

リバスチグミンは貼り薬であり、副作用が出現したら剥がせる、服薬を嫌がる場合でも使用できる等の利点があります。

ガランタミン

ガランタミンは前2剤が非競合的コリンエステラーゼ阻害薬であるのに対して、競合的可逆性コリンエステラーゼ阻害薬であり、ニコチン受容体調整作用をを併せ持つ等の特徴を有する一方で1日2回服用する必要がある等服薬管理の負担が大きい欠点があります。

中等度から重度の認知症に対して

中等度から重度の認知症に対してはNMDA受容体拮抗薬であるメマンチンが使用されます。単剤投与よりコリンエステラーゼ阻害薬との併用のほうが認知機能の改善が認められるとされています。

認知症の周辺症状に対する対症療法的に漢方薬(抑肝散等)や第二世代抗精神病薬等が使用されますが、抑肝散では偽アルドステロン症、抗精神病薬では錐体外路症状やメタボリック症候群の悪化等副作用への注意が必要です。

文責:加古川の心療内科・精神科 とよだクリニック

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