心療内科・精神科とよだクリニック

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うつ病の症状と耳鳴りの関係

うつ病の症状と耳鳴りの関係についての記事です。

 

ストレスが原因で耳鳴りやめまいが発症する場合もありますが、耳鳴りの症状がさらにストレスとなり、不眠や不安を抱えてしまうこともあります。

 

うつ状態から耳鳴りを起こす場合、いろいろな防御反応が出てきます。

 

その一つが感覚の感度が高まることです。音に過敏になり、耳鳴りを感じる人がいるようです。検査をしても特に耳にも脳にも異常はなく、対処療法だけではなかなか良くなりません。

 

 

また、重度の耳鳴りを抱える人はうつ病を発症するリスクがあります。話すことや他人と交流すること、出かけることなどが億劫になるためです。

 

常に音が聞こえている環境では他人の声も聴きづらく会話が上手くかみ合わないこともあります。

 

寝付けない・途中で起きてしまうなど、不眠状態が続く場合もあります。これが大きなストレスになり、気分の落ち込みや不安を感じやすくなります。長期間その状態が続くとうつ病を発症してしまいます。

 

心の不調により耳鳴りを引き起こすこともあり、重度の耳鳴りが心の不調を引き起こすこともあるため、相互に関係しています。

 

そのため耳鳴りの治療薬と併用して向精神薬を使用すると、不安が軽減し、耳鳴りも気にならなくなることも。

 

耳鳴り、うつ病共にストレスと関連することから適切なリラックス法や良い睡眠をとることが重要です。寝る前にリラックスタイムをもうけ、心地よいBGMのもと、必要に応じて睡眠導入剤等を使いながら、しっかりと質の良い睡眠をとっていただき、悪循環を断っていただければと考えます。