心療内科・精神科とよだクリニック

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急性期と慢性期

精神科においての急性期・慢性期とは

精神科において急性期、慢性期という区分は主に統合失調症の病期に対して用いられます。統合失調症では前駆期(急性期に先行した数日から数年)に抑うつ気分、頭重、倦怠感、易疲労感、不眠等神経衰弱症状が出現し、時には離人症、強迫症状、不安障害様の症状を訴えることもあります。不活発で、家に閉じこもり、生活が不規則になり、うつ病、神経症等と診断され、後に統合失調症の症状が出現します。一般に前駆期が長いほど予後不良と言われています。

急性期

前駆期に続いて、あるいは寛解期を挟んで統合失調症症状が出現する時期を急性期と言います。この時期には妄想(被害的な内容が多い)、思路の障害(話のまとまりがなくなり、理解できなくなる)、幻覚(幻聴が多い)、自我意識の障害(させられ体験、自分の考えが相手にわかってしまう等)、感情障害(敏感、両価性、後に感情鈍麻等)、意欲障害(能動性、自発性の低下)等の症状がみられます。

統合失調症の良好な予後のためには急性期の迅速な介入が必要です。このため精神科病院では重点的なチーム治療を行い早期の退院、社会復帰を行うことを可能にするため急性期治療病棟が設置されています。

慢性期

急性期の後には寛解して発症前の状態に戻る者、再発を繰り返す者、一定の症状を残す者があるが、この慢性期には感情鈍麻、意欲低下、思路の障害が残存し、現実生活への適応が不完全になります。周囲の介助があれば家庭生活や社会生活が送れる状況にもあり、種々の生活支援、種々のリハビリテーションが必要となります。

精神科病院では療養型病床群(慢性期病棟と同義、治療内容の変化が少ない長期の入院を担う病棟)に入院しながら作業療法やSST(社会技能訓練)等各種プログラムが行われます。在宅では医療機関への通院の他、精神科病院や精神科診療所で実施されているデイケア、NPOや社会福祉法人等が実施する就労支援施設や地域活動センターへの通所、生活支援(ヘルパー派遣)、訪問看護(精神科訪問看護)等の利用が行われます。

各種サービス利用には障害者自立支援法に基づいた手帳の取得や医師意見書の作成、訪問看護(精神科訪問看護)指示書等の作成が必要です。