動悸は身体の不調だけでなく、精神が不安定になっているサインかもしれません。
ちょっとしたきっかけで、精神が不安定になる事は誰にでも起こり得ます。ただし動悸やめまいを伴う場合、何らかの病気が隠れている場合があります。
精神が不安定になると「イライラする」「すぐ怒る」「急に涙が出る」「ひどく落ち込む」など、感情の起伏が大きくなります。
原因としては、仕事や日常生活でのストレス、潜在的に抱えている不安など精神的な負担の他、や睡眠不足や慢性疲労など肉体的なものも考えられます。また、日照時間が短くなると憂うつな気持ちなど、心の不調を訴える人が増えるといわれています。
このような不調は、放っておくと心の病に進行しかねません。自律神経失調症、パニック障害、過換気症候群などは動悸やめまいを伴う場合があり、対処法を知っておくとそれだけで不安も軽減されます。
まず、動悸を感じたら、着座や横になるなど、できるだけ楽な姿勢をとり症状(動悸)が落ち着くまで無理に動かないようにします。深呼吸したり、首の動脈をゆっくり押したりすると症状が和らぐようです。
そもそも心身の不調の原因は何でしょうか?
心の不調の原因として、現代人は仕事や日常生活で悩みやストレスを抱える人が多いと言われます。
それらを放置することで、うつ病や他の精神疾患になってしまうこともあります。
また、他に考えられる原因としては、例えば、育った環境など過去の体験による劣等感や承認欲求、トラウマ等もあります。加えて、栄養素の欠乏です。神経伝達物質の「セロトニン」の不足は、うつ病の一因となることがわかっています。鉄分不足や低コレステロールも精神を不安定にさせます。
では身体の不調の原因はいかがでしょうか
動悸に関する調査(国民生活基礎調査 平成28年国民生活基礎調査 健康 報告書掲載 全国編 )によると
悩みやストレスを抱えている人は、ストレスがない人に比べて、3倍以上の人が動悸を感じていることが読み取れます。
これらのことから適度なストレス解消が身体の病気だけでなく、精神の病気にも重要だと考えられます。
心身の不調を感じたらすぐに受診して今の状態を把握し治療を開始することが大切です。
何かいつもと違うなと感じたら当院へ一度ご相談ください。
※公開/更新日: 2022年9月25日 13:06