心療内科・精神科とよだクリニック

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精神障害と運動不足について

精神障害と運動不足の関係性についてのコラムです。

近年、健康が多くの方々の関心事となっていますが、運動不足は精神にも影響を与えると言われています。

 

運動の効果として、「やせた」「高脂血症や高血圧が改善された」といった身体的な効果だけでなく、「気分がすっきりした」など精神的な効果を感じた経験をお持ちの方も増えています。

 

まず、運動が精神に及ぼす効果ですが、運動後に脳や身体の中では「セロトニン」の値が上昇し「コルチゾール」が減少します(セロトニンとコルチゾールは以下)。

 

セロトニンは、精神の安定や安心感、ストレス耐性などの効果がある神経伝達物質です。不足すると、うつ病、睡眠障害、意欲低下、慢性疲労など様々な症状が見られます。

 

コルチゾールは、身体の炎症を抑える、糖質、たんぱく質や脂質の代謝に関わるなど、人体に不可欠なホルモンです。

ただ、ストレスを受けると分泌が増え、精神疾患(うつ病や不眠症など)や生活習慣病などの原因になると考えられています。

 

運動すると、気分を良くするセロトニンが増え、ストレスホルモンであるコルチゾールが減るため精神的にも良い影響があるのです。

 

おすすめは、ウォーキングやジョギングです。一定のリズムで継続して運動することが大切なので、手軽にできて毎日取り組める運動を日常の中に取り入れてみてください。

 

日常生活に無理なくリズム運動を取り入れることもおすすめです。

 

近年特にストレス社会と言われ、ストレス疾患は増加しています。身体的な生活習慣病以外に、睡眠障害や抑うつ、不安性障害や統合失調症などの精神障害も増加傾向にあります。

 

最近の臨床の結果によると、運動が精神疾患にも治療効果があり、取り入れていこうとする病院が増えました。

 

ウォーキングやジョギング、階段の登り降りなど手軽に始められる運動から、ヨガやストレッチ、筋肉トレーニングなどもおすすめです。運動の種類や強度については、運動後に良い気分になるか、気分の改善がみられたかを目安に無理のない範囲で行ってください。