今回のコラムでは、うつ病でも明るそうにふるまっている人がいることをお伝えいたします。
うつ病の患者様の中には外見ではわかりにくい、うつ病だと気づかれにくい方がいます。
人前では笑顔で明るくふるまうからです。
家族、職場、友人など、周囲に対して笑顔で明るく接しているので、うつ病とは気づかれにくいのです。
記憶にも残っているかもしれませんが、芸能人の自殺が続きました。
職業柄なのか、不安や落ち込んだ気持ちに蓋をして日常生活を送ってしまい、周囲には気づかれず、もしかしたらご自身の自覚もあまりなかったのかもしれません。
心身の不調を感じたら、「助けが必要」と周囲に伝えることは、決して恥ずかしいことではありません。まずは元気な方ほど頑張りすぎていないか、以下のように簡単なセルフチェックを試してみられてはいかがでしょうか。
- 仕事や学校など外出を必要とするが、身支度が大変に感じる
- 職場や学校で元気に明るく笑顔で対応できるが、虚無感が強く心がここにあらずといった感覚になる
- 日常の仕事はこなせるが、集中力が保てず疲れてしまう。食事も着替えも気力がなく、すぐに横になりたくなる
上記に当てはまる項目が1つでもあれば注意が必要です。
精神科や心療内科はハードルが高いと感じられるかもしれませんが、風邪をひいたら内科に、骨折をしたら整形外科に行かれるように、心の不調も同様です。
躊躇せずお気軽にお尋ねください。
※公開/更新日: 2022年9月30日 13:15